メンタルヘルスマネジメント検定ってどんな資格?
最近メンタルの病気で休職している人が多いらしい…メンタルについて勉強してみたいけどなんかいい資格はある??
本日はこのような疑問にお答えしていきます!
私も勉強しているメンタルヘルスマネジメント検定資格は自分のメンタルも、大切な人のメンタルも守ることが出来るとても有益な資格だとおもっています。
本記事でわかること
- メンタルヘルスマネジメント検定資格の詳細についてわかる
- メンタルヘルスマネジメント検定資格を勉強するメリットがわかる
- メンタルヘルスマネジメント検定資格取得とそのいかし方がわかる
こんにちは!心理学を勉強中のカメ助です!
大学時代に心理学や社会学(マスコミ)を学び、現在は医療経営士の資格を生かして病院経営者や医師、医療従事者に経営に関するプレゼン・提案を行う仕事をしています。
心理大学院に入学しなおして「公認心理士」を目指すべく心理学の勉強を再開しました!
皆さん、一緒に勉強しましょう!
目次
メンタルヘルスマネジメント検定とは!?

それではさっそくメンタルヘルスマネジメント検定の詳細をお伝えしていきます!
メンタルヘルスマネジメント検定資格を取得するメリットとしては以下のことが挙げられます。
メリット
●労務についての知識を取得するで不利益を防ぎ、自らのメンタルを守ることが出来る
●メンタルヘルスについて学ぶことにより他人を守る事ができる
●メンタルヘルスについて学ぶことにより組織を守り生産性の高い職場に導くことが出来る
メンタルヘルスマネジメント検定の概要は以下の通りです。
●主催者:大阪商工会議所、施行商工会議所
●コース内容
①メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種 マスターコース
対象:人事労務管理スタッフ/経営幹部
目的:社内のメンタルヘルス対策の推進
②メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種 ラインケアコース
対象:管理監督者(管理職)
目的:部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進
③メンタルヘルスマネジメント検定Ⅲ種
目的:組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進
●開催時期 毎年春にⅠ~Ⅲ種の試験、秋にⅡ~Ⅲ種の試験が行われています。
最新情報は公式HPをご確認ください。
コースによって対象となる職種が変わりますので、ご自身が受けられる目的に合わせてご確認ください。
メンタルヘルスマネジメント検定は大企業も注目している!
メンタルヘルスマネジメント検定は働き方改革やメンタルヘルスの増加により非常に注目されている資格であり、大企業で取得を推奨するケースも増えています。
メンタルヘルスマネジメント検定の2019年度パンフレットには損保や食品などのさまざまな企業において資格取得推奨をしているという内容が記載されています!
>>メンタルヘルスマネジメント検定2019年度パンフレット 大企業4社のコメント
さらに日経キャリアネットが調査しているお役立ち資格ランキング2016、取得したい資格ランキング2015においてそれぞれ3位、14位にランキングしており注目度が上がっていることがおわかり頂けると思います。
メンタルヘルスマネジメント検定資格取得を目指したきっかけは後輩の離職
今回カメ助が人事担当でもなく、管理職でもないペーペー社員にも関わらずメンタルヘルスマネジメント検定2種を勉強することにした理由は同業界で働く友人A君が離職したことにあります。
A君とカメ助は日々、励ましあいながら会社のために働いていました。
ある日A君は同じ職場のお局さんと口喧嘩をしてしまい、会社で問題となりました。
社内の問題ですので大きな問題にはならなかったようですがその時A君の会社の管理職がくだした判断は

(管理職)A君とお局さんが喧嘩したことにより社内の雰囲気は最悪だ。
これ以上2人が同じ空間にいるとさらに雰囲気が悪くなる。
君は営業だから毎朝会社に来る必要はないだろう?お局さんと出来るだけ顔を合わさないように空気を読んで出社してくれないか?
とのことでした。
強者であるお局さんはおとがめなしで弱者のA君を切り捨てたのです。
その後、A君はモチベーションが下がり、会社で小さなミスを連発してしまいました。
その時管理職にかけられた言葉は

(管理職)君は最近ミスが多いな?気が緩んでいるんじゃないか?
最近悩んで下を向いていることが多いようだな、そんなんじゃダメだ。俺が説教してもっと下を向かせてやるよ
というものだったそうです。
私はA君に信頼できる転職アドバイザーを紹介し、A君は無事に転職を果たしました。
今は奥さんの地元で幸せに暮らしています。これだけメンタルヘルスの重要性が叫ばれている中でもまだこんな管理職がいるのです。
管理職個人が悪いというよりは、そのようなマネジメントに向いていない人間を管理職としている組織も良くないのでしょう。
しかし自分がそのような環境に身を置かれた時、そのような同僚が目の前に現れた時、感情論ではなく正しい知識をもとにベストな判断が出来るかと考えたときに今のままではダメだと思いました。
それが資格を取得しようと思ったきっかけです。

正しい知識を身につけて同僚を、そして自分を守れるようになろう!
職場でのメンタルヘルスや法律についての正しい知識を持っている人が増えれば生きやすい世の中になるのではないでしょうか。
2019年に起きた事件でいくつか事例を挙げます。
事例①”教員いじめ問題”
現状では組織に所属し給料を受け取っている人達には多くのリスクが降り注いでいます。
法律や労務の知識を有している人が周囲にいれば少しは防げたものもあるのではないでしょうか。
最近の事例でも神戸市立東須磨小学校の教員いじめ問題がありました。
・羽交い締めにして激辛カレーを食べさせる
・被害者の車にわざと飲み物をこぼしたり、上に乗るなどする
もはや、いじめではなく傷害事件、器物損壊事件です。
他にも数十個以上のいじめが行われていたようです。
こういった事件は氷山の一角で、他の組織でもあることでしょう。
メンタルヘルスマネジメント検定の学習内容には「パワーハラスメント」について学ぶ項目があります。
パワーハラスメントの定義として
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為」
とあります。
神戸の事件などはまさに当てはまりますよね。
パワハラ防止法(労働施策総合推進法)が施行されることも決まっています。
より良い職場を目指すためにアンテナを高くしておいたほうがよさそうです。
またブログでも発信します。
事例②”毎年襲ってくる台風”
台風や地震などの災害も日々私たちを脅かしていますよね。
毎年史上最強と言われるような台風が日本列島に襲い掛かっています。
その台風対策も企業によって異なっており問題となっています。
このような災害時に出勤指示を出すことが問題とならないのか?
メンタルヘルスマネジメント検定のテキストをめくると出てきます。
労働契約法の第5条において「安全配慮義務」が明文化されています。
内容は
「使用者は、労働契約にともない、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」
無理な出勤指示ににより従業員に何かあった場合は民事上の損害賠償責任を負うばかりか、企業としての社会的責任を問われ経営に支障を来す事態となるでしょう。
参考:「各自の判断に任せる」は危険!台風時などの企業対応について考えよう」
メンタルヘルスマネジメント検定資格 勉強のススメ
上記してきたようにメンタルヘルスマネジメント検定の勉強は
①自分を守り
②同僚・部下を守り
③会社を守ることが出来る
資格だと思っています。もしA君の上司の管理職がこの資格を持っていたら小さなミスが増えたA君に対して

(管理職)最近ミスが多いな、メンタルヘルスの兆候はないか?ストレッサーはなんだろう?どうしたらそのストレッサー除いてあげられるだろうか?
この職場の働き方は適正だろうか。個人に業務が偏ってないだろうか?
A君と少し話をしてみよう、内容によってはしかるべき相談機関を紹介しようか?
となり、優秀な人財を流出し会社に損害を与えることはなかったでしょう。
私もまだまだ勉強をはじめたところなので学んだことをまたブログで発信していきます。
少しでも皆様が生きやすい世の中になりますように…!
この記事のライター:ゆったりカメ助