えなりかずきさんと泉ピン子さんの共演NGニュースを見て職場のメンタルヘルス疾患について書こうと思いました。
メンタルヘルスには予兆となる症状があると言われています。
その予兆を知り、対策することで事態が好転することもありますので参考にしていただけますと幸いです。
心身症の予兆を知ることで自分を、他人を守ることが出来る!
前回のブログで書いたようにカメ助は最近、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種という資格の勉強を始めております。
その理由は職場におけるメンタルヘルスについて知ることで
①自分を守る事ができる
②他人(同僚)を守る事ができる
からです。
(この記事はメンタルヘルスマネジメント検定のテキストを勉強しながら書いているので試験に出てくる内容が盛り込まれています。試験を受ける方も参考にしていただけると幸いです。)
現在の勉強量はブログ執筆に圧迫されておりますがw
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種の試験範囲にはメンタルヘルスの予兆について知る項目があります。
予兆を知るからこそ回避が出来るということです。
先日テキストをパラパラ見ながらいつも通り集中力を失い、ネットニュースをよそ見していると興味深いニュースが目に飛び込んできました。
まさに渡る世間は鬼ばかり!!
ニュースタイトルだけ見るとよく見る芸能人同士の共演NGの話題。
キャッチ―な響きで興味をそそられるものの一般人からするとどうでもよい話題です。笑
内容的には「週刊文春」のインタビューに応じた脚本家・橋田壽賀子さんがえなりかずきさんと泉ピン子さんの共演NGを暴露したというものです。
橋田さん曰く
「(ピン子さんと)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって。」
とのこと。
Oh,えなりさん、かわいそう。とカメ助は思いました。
きっと橋田さんは自らの作品で一緒に仕事をしてきた、えなりさんに労いの言葉を記事中でかけるのだろうと思いながら記事を読み進めました。
すると橋田さんは
「(泉ピン子と)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって。
それを聞いて、
私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」
と話し、続けて「肝心の嫁姑問題は絶対にできない。母親と息子のマザコンみたいなものさえ書けない。
アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって」
Oh,まさかのえなりさんを追い込む発言。
そして記事内では
この一連の橋田による衝撃的な告白については、渡鬼ファンを中心に世間からも大きな波紋を集めた。
「いい歳した橋田さんがそんなこと言ってるのがイヤ!一般人は知らなくていいこともある」
「告白しないほうが良かった」
「そんなことあるか? あったとしても第三者がペラペラ言ってしまうことの方がいや」
など、舞台裏や内情を赤裸々に暴露した橋田への非難が大半を占めてしまったのだ。
とのこと。
いやいや、内情を赤裸々に暴露していることより仕事場で湿疹が出ている人間に怒り心頭でさらに追い込む発言をしていることの方が異常でしょう!
と1人突っ込みを入れてしまいました。
Twitter上では
「パワハラが無くならないのは、パワハラする本人よりも無知で庇う老害こそ原因」
「> RT職場にもいる。泉ピン子や橋田壽賀子みたいな人。世代的にも 「パワハラ?何それ」で自覚もないのだろう。時代は変化してるのに。えなりかずきに同情」
「橋田壽賀子も泉ピン子もクソだな。パワハラしといて自分は悪くないって。耐えられなかったえなりを責めるんか。ガチの老害やんけ。」
上記のようなパワハラを非難する声が上がっています。(老害という言葉は個人的には嫌いですが)
このようなこは恐らく芸能界に限ったことではなく私たちの職場にも転がっているのではないでしょうか。
「最近あいつ休みがちだな。たるんでいるな。」
「あいつこの忙しい時期に病院に行っているなんて、何を考えているんだ!」
「疲れたなんて言えているうちは大丈夫、はははー!」
多くの職場で聞こえてくることが容易に想像できます。
えなりさんに出ている”湿疹”や”おかしくなる”という症状こそ心身症の予兆ではないかと思います。
えなりさんはここで共演NGという正しい選択をしました。
ここでストレッサーから物理的な距離を取らないとうつ病やパニック障害などのメンタルヘルス不調・疾患のリスクとなるのです。
それではどのような症状に気をつければ良いのでしょうか。
メンタルヘルス疾患・心身症を予期する症状とは!?
職場におけるメンタルヘルス疾患・心身症の発症に関してはアメリカにある国立労働安全衛生研究所(NIOSH)が予測モデルを作成しています。
内容は
職場のストレス要因
・職場環境
・役割上の葛藤
・人間関係
・責任の大きさ
・仕事の量的負荷
・仕事の裁量度
・報酬変動
・仕事の将来性への不安
上記の職場のストレス要因に仕事以外の要因、個人的要因、緩衝要因が絡み合いストレス反応が見られます。
ストレス反応は
身体症状→精神症状→行動の変化
の順番で出てくることが多いといわれています。
例えば
身体症状
・疲労
・不眠
・頭痛
・めまい
・食欲不振
・胃部不快感
・耳鳴り
精神症状
・抑うつ
・不安
・焦り
・イライラ
・自責感
・意欲の減退
行動面
・ギャンブル
・酒、煙草の増加
・遅刻、欠勤
・対人関係の悪化
・物忘れ
・集中力の減退
・考えがまとまらない
・ミス
上記のような予兆、症状を放置するとメンタルヘルス不調・疾患を発症し勤務時の労働生産の低下や欠勤に繋がっていくというものです。
こういったストレス反応を自覚した場合は、「自らの身体からSOSが出ている!」と早期にセルフケアを行うことが回復の近道です。
またストレス反応は多忙な際には自分で気づきにくものです。
他人から指摘を受けたときは1度立ち止まってご自身の健康について考えてみてください。
あなたの命はどんな仕事よりも大事です。本当に。
また同僚や部下にストレス反応が見られた時には「甘えてるな!!」ではなく、ストレッサーのクッションになってあげられるようにしてください。
面倒だと感じる方もいるかもしれませんが、最終的には会社の生産性を上げることにも繋がります。
今後マネジメントの基本となる考え方だと思います。
明日職場に行ったら、まずは自分を、次に周囲を見渡してみてください。
心身症の予兆を知りこの記事がご自身を守る事、他人を守ることに少しでも繋がればうれしいです!
(この記事はメンタルヘルスマネジメント検定のテキストを勉強しながら書いているので試験に出てくる内容が盛り込まれています。試験を受ける方も参考にしていただけると幸いです。大事なことなので2回言いました。笑)