体臭に衝撃を受けたある夏の昼下がり。
体臭の悩み。
加齢臭の悩み。
大学時代の私は、毎日満員電車に揺られながらオジサンたちの臭いに悩まされていました。
もともと臭いに敏感というのもあります。
ただ自分自身の体臭については気にせず生きてきました。
そんな日々を過ごしていたある夏の昼下がり。(今年ですw)
カメ助はいつものように社畜営業を行った後に、営業車に戻りました。
顧客との商談に疲弊していたこともあり、大きく息を吸い込んでため息をつきました。
その時、
あの臭いです。
学生時代に満員電車で悩まされていたあの臭い。
甘い学生生活の香りとともに言葉では表現できないあの臭いが蘇ってきました。
おじさんの臭いが偏桃体を通り海馬を刺激し記憶を引きずり出しました。
カメ助は思わず周囲を見渡しました。
その駐車場にはカメ助1匹。
他に人は見当たりませんでした。まさかと思い、自らの脇の当たりをくんくん。
32歳の夏、昼下がり。
「自分の臭いって自分ではわからないと思っていた。」
「それでも臭うってことは相当な刺激臭なのか」
「家を出るときに見たカメ嫁の怪訝な顔はまさか…」
などと心をざわめかせながら帰宅してカメ嫁に相談をしました。
ついに加齢臭との闘いの幕を上がりました。
加齢臭の原因などを調べて、あることを試しただけで一瞬で解決しましたので、その方法を共有致します。
加齢臭は何億年も前から存在した!?
まずは加齢臭の原因を特定するべく調べました。
加齢臭について調べると
・油臭くて、青臭い
・ろうそく、チーズ、古本のような臭い
・腐った油や、魚のような臭い
と出てきました。
自分がそのような臭いを発しながら生活していると思うと冷や汗です。笑
原因については資生堂さんが1999年にニオイの原因物質「ノネナール」を発見しています。
「ノネナール」は年齢を重ねる毎に増加するパルミトオレイン酸(脂肪酸)が過酸化脂質や
皮膚常在菌によって酸化されることで発生するそうです。
酸化の原因は文字通り酸素です。
つまり地球に酸素が発生し、ミトコンドリアが誕生した段階で加齢臭の原因物質「ノネナール」は誕生していたのです。
それは27億年前と言われているそうです。
その原因物質にさらに汗で発生した「雑菌(皮膚常在菌)」が混ざりさらに強烈な臭いを発していることが考えられるのです。
それではどのような対策が出来るのでしょうか。
加齢臭のプロに聞いてみました!
加齢臭の対策に関して調べてみますと
「ノネナール」を発見し加齢臭という言葉を生み出した資生堂のHPに記載がありました。
質問:加齢臭を防ぐ方法は?
答え:日常生活の中でできる加齢臭対策としては、次の4つがあります。
①朝晩のシャワーや入浴で、余分な皮脂や汗を洗い流し、清潔に保つ。
皮脂量が多く、自分の鼻で確認もできない背中は、念入りに。
②加齢臭に対応したデオドラント製品を使用する。
③外出先でもこまめに皮脂や汗を拭き取る。
④ニオイの原因物質は衣服にも残るので、こまめにクリーニングをする。資生堂 化粧品基盤研究センター 合津陽子
さすがは資生堂さんでございます。
意識すれば実践出来そうなことがほとんどでございます。
①にある入浴についてさらに調べてみました。
製薬会社の社畜らしく文献報告を見つけて参りました。
愛知医科大学 西村直記先生の研究で
「異なる入浴様式による加齢臭の除去・抑制効果」というものです。
抄録本研究は,身体を擦ることなく 2-ノネナールや皮膚の汚れを除去し,入浴後の加齢臭の発生を効果的に抑制できる入浴様式について,マイクロバブル浴,さら湯浴およびシャワー浴の 3 条件で比較・検討した.8 名の健常男性(40~44 歳)に,10 分間のマイクロバブル浴またはさら湯浴,5 分間のシャワー浴のいずれかをそれぞれ日を変えて行わせ,入浴前後の 2-ノネナール,皮脂量および皮膚の汚れの除去率と入浴後の 2-ノネナールの発生率を比較した.水温はいずれも 38℃に設定した.いずれの入浴様式においても,入浴前と比較して入浴 30 分後の 2-ノネナール濃度は減少したが,それはマイクロバブル浴が最も高かった.また,マイクロバブル浴では,入浴 3 時間後においても 2-ノネナールの発生を防止することができたものの,さら湯浴(P<0.05)とシャワー浴では 2-ノネナールが発生することが明らかとなった.以上の結果から,加齢臭を効果的に除去するとともに,入浴後の加齢臭の発生を長時間に亘って防止できる入浴様式としては,マイクロバブル浴が最も効果的であることが明らかとなった.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikisho/50/2/50_107/_article/-char/ja/
ふむ。
お湯につかるだけ、もしくはシャワーだけだと3時間後にはにっくきノネナールが再発生するらしいです。
とはいえマイクロバブルを発生させる装置をお風呂に設置するのはセレブがやること…。
ってことで②のデオドラント製品を試してみることにしました。
27億年の悩みに終止符!?
結論から言いますとこのデオドランドの使用が効果抜群でした。
私が試した製品はこちらです。
●メンズビオレデオドラントZ ロールオン 無香性 [医薬部外品]
資生堂さんに続き、加齢臭に詳しいメーカーさん、花王さんが発売しているデオドラントです。
匂い菌に対する殺菌作用を有しているとのことです。
これの良いところはクリームタイプではないので手が汚れることなく身体中に塗りたくれることです。
Amazonで560円で買えたので、これを会社に行く前や、寝る前に気になる脇の下、耳の裏、首のまわり、お股などに塗りたくりました。
効果は劇的でした。
夏場で汗をかいた後に脇をくんくん。
無臭です。
1本買うと1か月ぐらいは持ちます。
27億年にわたる人類 VS 加齢臭の戦いはここに終結致しました。
ぜひお悩みの方は試して頂ければと思います。
また大量飲酒もノネナール産生の原因になることがわかっています。
禁酒の方法もブログに書いておりますので参考にして頂けると嬉しいです 😛
皆さまの人生から少しでもストレスが除去されますように!
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